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2019年11月26日

出前授業に行ってきました(宇部市立琴芝小学校)

 宇部市立琴芝小学校5年生2クラス合同の50人を対象に、令和元年11月13日(水)に出前授業を行いました。6年生で学習する「縄文時代と弥生時代のくらし」にあたり、生活の違いや米づくりがもたらした社会の変化に興味をもってもらう動機付けが授業の目的です。
 授業では、冒頭に縄文・弥生・古墳時代の土器片セットを児童全員に配布し、実際に手に取って触りながら各時代の土器のつくり方や特徴などを学習しました。
 また、縄文時代と弥生時代の生業形態、衣食住や道具の変化を説明し、「米づくりによってどんな良いことがあったのか」、「米づくりが行われる前の生活ではどんな苦労があったのか」、また「米づくりが始まって、堀や柵が必要になった理由」などをみんなで考えました。
 最後に、持参しランダムに配置した県内出土の土器・石器・鉄器・装身具など縄文~古墳時代遺物について、みんなで楽しみながら話し合って各時代に分けて並べました。違う時代に置かれた遺物については職員が理由を説明し、正しい時代のまとまりに再配置しました。
 今回の出前授業を通じて、児童のみなさんが現在の豊かな生活とは異なる昔の生活のようすに気付き、時代の要請により生み出された様々な知識や技術について学んでいくきっかけになれば幸いです。

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2019年11月19日

見用遺跡(みよういせき)現地説明会 ありがとうございました。

 山口県埋蔵文化財センターでは、田布施町麻郷奥にある見用遺跡で発掘調査を実施しています。その成果を地域の皆様に紹介するため、11月2日(土)に現地説明会を開催しました。
 説明会では、弥生時代中期の住居と、平安時代の後半から鎌倉時代(12~14世紀)の掘立柱建物や土坑、柱穴などで構成される集落が見つかり、土師器の廃棄土坑からは、多量の皿とともに杯、中国の青磁・白磁などが発見され、中世にはこの地が、瀬戸内海の海運によって開かれた場所であったことが推定されることを,現地の遺構と出土遺物から説明しました。
 約70名の方々の参加があり、熱心に説明を聞いていただきました。
 今後とも、地域の歴史を大切にしていただき、遺跡の発掘調査にご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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2019年9月26日

巡回展(岩国徴古館)で講演会と展示解説を行いました

 当センターが過去に実施した発掘調査成果を紹介する巡回展「発掘された山口」が、岩国徴古館(岩国市横山2-7-19)で、令和元年9月8日(日)~10月27日(日)までの日程で開催されています。9月15日(日)に、サンライフ岩国で講演会、岩国徴古館で展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
 講演会では、「古代の人々の暮らし-周防国玖珂郡玖珂郷戸籍と古代社会-」と題して、滋賀県の石山寺に伝わる、延喜八(908)年の周防国玖珂郡玖珂郷戸籍を基礎資料として、古代の人々の暮らしについて、写真や図表などのスライドを使って説明しました。
 展示解説では、旧石器時代から近世(江戸時代)までの山口県内遺跡出土品を時代順
に並べた展示になっていることから、各時代の特色や歴史的意義を「モノ」を通じて身
近に理解し感じていただけるように、土器がどのように発展してきたのかを解説しました。
 次の巡回展は、令和元年11月1日(金)から12月15日(日)まで、山陽小野田市歴史民俗資料館(山陽小野田市栄町9-21)で開催される予定です。岩国会場ともども、ご見学いただければ幸いです。

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2019年7月22日

巡回展(下関市立考古博物館)で講演会と展示解説を行いました

 当センターが過去に実施した発掘調査成果を紹介する巡回展「発掘された山口」が、下関市立考古博物館(下関市大字綾羅木字岡434番地)で、令和元年6月29日(土)から8月25日(日)までの日程で開催されています。7月13日(土)に、同会場で講演会と展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
 講演会では、「埋蔵文化財から学ぶ自然災害と人びとの営み」と題して、人間の生活に恵みをもたらす一方で、時には災害も引き起こす自然との共存・共生のあり方について、埋蔵文化財を通じて考えることにしました。地震・津波、火山噴火、河川氾濫などの自然災害にかかわる発掘調査事例を紹介しつつ、地元下関市内の遺跡分布図とハザードマップを対照するなど身近で現代的な視点も織り交ぜて、過去の人びとから教訓と災害対策を学ぶことの大切さを写真や図表などのスライドを使って説明しました。また、東日本大震災復興支援派遣の実体験に基づき、災害復興と埋蔵文化財保護の取り組みの意義についても感想を述べました。
 展示解説では、旧石器時代から近世(江戸時代)までの山口県内遺跡出土品を時代順に並べた展示になっていることから、各時代の特色や歴史的意義を「モノ」を通じて身近に理解し感じていただけるように、下関市内出土品に焦点を当てたり、発見のエピソードを交えたりしてお話を進めました。
 次の巡回展は、令和元年9月8日(日)から10月27日(日)まで、岩国徴古館(岩国市横山二丁目7-19)で開催される予定です。下関会場ともども、ご見学いただければ幸いです。

巡回展下関市(ブログ用写真).jpg

 

2019年6月27日

職場体験学習を受入れました

 6月18日(火)・19日(水)の2日間、山口市立大殿中学校の2年生1名が職場体験学習を行いました。
 初日は、発掘調査や出土品の整理・展示など、当センターの様々な業務について映像を使ってお話した後、センター来所者に気持ちよくご観覧いただけるよう、展示ケースの清掃を体験しました。また、遺跡から出土した土器の破片どうしの接合、足りない部分への石こう入れなどの実技実習を行いました。
 2日目は、遺跡からの出土品を貸し出す際に、移動時の破損を防ぐためのクッション(梱包材)を使用して、実際の梱包作業に挑戦しました。また、午後からは職員の指導のもと、センターが実施している体験学習の指導員を想定した、勾玉・管玉の装身具製作を疑似体験しました。
 はじめて見聞、体験することの多かった2日間でしたが、センターの日常的な業務に触れ、社会人として働くための意識や心構えなど自覚形成が感じとれた2日間でした。

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2019年6月13日

巡回展(防府会場)で講演会とギャラリートークを行いました

 今年度第2会場目となる巡回展「発掘された山口」は、防府市文化財郷土資料館(防府市桑山2丁目1-1)を会場に、6月23日(日)まで開催中です。開催期間中の6月9日(日)に、20人の方にご参加いただき、講演会とギャラリートーク(展示品解説)を行いました。
 講演会では、「陸の遺跡と水中の遺跡」と題して、水中に没している遺跡(水中遺跡)のお話をしました。遺跡の保護については、これまで陸上の発掘調査でわかった歴史的なできごとが中心でしたが、これからは水中遺跡の調査により、海を舞台とした歴史事象を加えることによって、日本の歴史と文化をより正しく、豊かに理解することができるのではないか、との説明をしました。
 また、山口県の水中遺跡の内容や日本における水中遺跡の調査のうち、琵琶湖底遺跡(滋賀県)・鷹島海底遺跡(長崎県松浦市)のほか、いろは丸(広島県福山市)・開陽丸(北海道江差町)等の沈没船の具体的な調査成果について、画像を用いて紹介しました。
 ギャラリートークでは、今年度の巡回展展示資料である山口県埋蔵文化財センターが収蔵・保管する旧石器時代~江戸時代の県内各市町域出土品について、通時代的に特徴的な展示品等の説明を行いました。
 なお、第3会場目となる巡回展「発掘された山口」は、下関市立考古博物館(下関市大字綾羅木岡454)会場に、6月29日(土)から8月25日(日)まで開催いたします。皆様のご来場をお待ちしています。


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