2008年8月 6日
発掘調査中です ~三見ほうろく窯跡・ほうろく茶屋跡 八~
今回の調査では、ほうろく茶屋跡の前を通る赤間関街道の一部も調査対象となりました。表土を除去したところ、幅20~30㎝、深さ5~10㎝の溝状遺構が2条確認されました。近隣の街道跡の規模から判断して、道路の側溝と考えてよいでしょう。この側溝に挟まれた部分が道路(街道)であり、幅は約2m、当時の1間の長さであったとみられます。なお路面には石敷きや整地土などは確認されませんでした。
近世街道の発掘調査は県内では少なく、当時の道路施設や規模を考えるうえでひとつの資料となるとみられます。