2011年10月18日
巡回速報展(梅光学院大学)の特別講演と展示品解説に行ってきました
今年度は、平成21年度実施の発掘調査成果を県内で巡回展示していますが、10月4日からは梅光学院大学博物館に会場を移しています。この巡回展に伴う特別講演と展示品解説を10月15日に梅光学院大学で行いました。
講演テ-マは「瀬戸内に生きた縄文人-田ノ浦遺跡の調査成果から-」で、今回展示されている上関町田ノ浦遺跡の出土遺物がもつ意味や、瀬戸内における縄文文化についてお話しをさせていただき、講演終了後には展示品についての解説、来場者との質疑応答を行いました。
山口県内の縄文遺跡は、他県に比べると少なく、県民のみなさんにはなじみが薄い部分もありますが、自然とともに生きた縄文人の姿を多くの方々にイメージして頂けたのではないかと思います。また、今回の会場では梅光学院大学の学生さんが中心となって展示を行っていますので、自分たちの展示がどう評価されているのかという学生さんたちの緊張感も伝わってきました。
梅光学院大学博物館での展示は10月27日まで実施されていますので、下関市近郊にお住まいの方は是非一度ご見学ください。(小南)