2022年8月 3日
親子古代体験(剣づくり)を行いました
令和4年7月28日(木)、小学校高学年児童と保護者、4組8名を対象に親子古代体験を行いました。昨年度に続き、今年度も長門市の王屋敷(おうやしき)遺跡から出土した弥生時代の銅剣を、実物の3分の1サイズで再現しました。
体験の際には新型コロナウィルス対策のため、「3密」の回避、マスクの着用、手指の消毒、通風の確保などを行なった上で、鋳型つくり・鋳造作業・仕上げ研磨を体験していただきました。実際の作業は、原型を柔らかい素材(フローラルフォーム)に押し付けて鋳型をつくり、鋳型のすき間に溶かしたスズ合金を流し込み、鋳型から取り出した剣をヤスリなどで研磨して仕上げました。
みなさんにとっては初めての作業や初めて使う道具が多く、苦労されたと思いますが、親子で協力して全員、剣を完成させました。みなさんからは、「楽しかった」・「剣がかっこよかった」などの感想が聞かれ、山口県の遺跡や古代のものづくりに興味をもっていただけたようでした。
このような体験を機会に、みなさんに埋蔵文化財が身近なものであることを知っていただき、日本や山口県の歴史への興味をさらに深めていただければ幸いです。