2023年12月

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2023年12月22日

巡回展(長門会場)で講演会とギャラリートークを行いました。

 巡回展「発掘された山口」(長門会場)は、令和5年12月13日(水)から令和6年1月21日(日)まで、長門市総合文化財センター〔ヒストリアながと〕(長門市東深川2660番地4)で開催中です。これを記念して、令和5年12月16日(土)には講演会とギャラリートークを実施しました。
 講演会は、「日置峠山須恵器窯跡と周辺遺跡から考える古代の長門」という演題で実施しました。内容は、古代の長門地域を代表する遺跡である峠山須恵器窯跡群をはじめ、糘塚横穴墓群、長門深川廃寺などを取り上げ、長門地域の特質や日置氏との関わりなど、資料とパワーポイントを交えながらお話ししました。
 その後、展示会場に移動し、当センターが令和3年度に報告書を刊行した4遺跡の出土品を前に、ギャラリートークを行いました。
多くの方々にご参加いただき、長時間にもかかわらず、熱心に耳を傾けていただきました。今回の講演会とギャラリートークをとおして、埋蔵文化財に対する理解を一層深めていただけたら幸いです。
 今年度最後の巡回展は、学びの森くすのき(宇部市大字船木字内番田361番地6)にて、令和6年2月17日(土)から3月17日(日)まで開催の予定です。当センターが発掘した県内の出土品を直接目にする機会です。ふるってのご来場をお待ちしております。

DSC_3136.JPGギャラリートーク風景

 

2023年11月20日

「ワークショップコレクションinやまぐち2023」に参加しました

 令和5年11月11日(土)、山口県セミナーパークで開催された、幼児・小学生対象のもの作りイベント「ワークショップコレクションinやまぐち2023」に参加しました。山口県埋蔵文化財センターは「勾玉をつくろう」のタイトルで出展し、午前・午後の各2回(各回45分)、古墳時代の勾玉をモデルに石を削ったり、磨いたりしました。
 小学生など35名が参加し、作り方を自分で工夫する6年生から、親子共同でつくる幼稚園児まで、いろいろな参加者がありました。それでも、みんな時間内に自分だけの勾玉を作り上げていました。中には、1日で2回参加した子どもや、「来年も来る」といって帰っていく子どももおり、楽しんでくれたようでした。
 この体験を機会に、皆さんに古代人の思いや郷土の歴史に興味を深めて頂ければ幸いです。

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2023年11月20日

柳井市で出張展示を実施しました

 文化の日の令和5年11月3日(金)、ゆめタウン柳井を会場に令和5年度の「地域イキイキ☆ふれ愛まいぶん」を開催しました。
 ショッピングモールの催事場に山口県埋蔵文化財センター所蔵の逸品を展示し、職員が説明するイベントで、約280人の方にご覧いただきました。ご当地柳井市の出土品を多く展示し、柳井市教育委員会の所蔵品も併せて展示したため、買い物中の多くの方々が足を止めて見て行かれました。中には、元発掘調査作業員の方で、かつて掘り出した遺物に再会したという方もおられました。
 このイベントを契機に、より多くの方に郷土の歴史への興味を深めて頂ければ幸いです。

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2023年8月18日

「勾玉作り」を実施しました

 令和5年8月9日(水)、山口県立山口博物館で開催中の「やまぐち大考古博」の関連イベントとして、当センター研修室で小学生15名を対象に「勾玉作り」を実施しました。午前・午後の2部制で、体験時間は1時間30分でした。
 勾玉についての説明の後、古墳時代の勾玉をモデルに、石を削ったり、磨いたりしました。大半の児童が石を削る、磨くという体験は初めてだったと見られ、「むずかしい」という感想もありましたが、多くの児童が「楽しかった」と言いながら、自分が作った勾玉を持って帰っていきました。
 今回は県外からの参加者もあり、台風の影響を心配しながらの開催でしたが、この体験を機会に皆さんが古代人の思いや、郷土の歴史に興味を深めて頂ければ幸いです。
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2023年8月 1日

親子古代体験を実施しました

 令和5年7月27日(木)、当センター研修室で小学生と保護者、5組10名を対象に親子古代体験を実施しました。体験内容は昨年同様に、弥生時代の「有柄細型銅剣(ゆうへいほそがたどうけん)」の3分の1レプリカ作りでした。皆さんは親子で協力しながら、鋳型作り、鋳造、研磨の工程を経て剣を作り上げ、体験後には、「やすりで削るのをがんばった」、「本格的なレプリカができてうれしい」、「また作りたい」などの感想を述べていました。お世話をしたセンター職員も、それぞれの剣が完成して、ほっとしているところです。
 今回の体験を機会に、郷土の歴史や古代の技術に興味を深めて頂ければ幸いです。
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2023年7月18日

出前授業に行ってきました(山口市立大殿小学校)

 令和5年7月11日(火)、山口市立大殿小学校で6年生を対象に出前授業を行いました。体育館を会場に、3校時は「豊かな縄文時代と変化の弥生時代」をテーマに当時の人々の生活のようすなどについて説明し、4校時は校区内の遺跡を紹介したあと、校区内にある縄文時代遺跡(屋敷遺跡)および弥生時代遺跡(大内氏関連町並遺跡)の土器等に触れる時間としました。児童のみなさんは土器などに触れ、重さを感じたり、においを嗅いだりしていました。また、「須恵器は何でできていて、なぜ硬いのか」、「石鏃はどうやって矢に付けるのか」などの質問が出されました。
 今回の出前授業を機会に、児童のみなさんに遺跡が身近にあることを知って、昔の人たちの知恵や工夫について考えていただければ幸いです。
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