2017年2月16日
巡回展(宇部会場)で講演会とギャラリートークを行いました
今年度最終展示となる巡回展「発掘された山口」は、学びの森くすのき(宇部市船木361-6)を会場に、2月26日(日)まで開催しています。開催期間中の2月12日(日)に、11人の方にご参加いただき、展示会場で講演会と展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
講演会では、「陸の遺跡と海の遺跡」と題して、水中に没している遺跡(水中遺跡)のお話をしました。遺跡の保護については、これまで陸上の発掘調査でわかった歴史的なできごとが中心でしたが、これからは水中遺跡の調査により、海を舞台とした歴史事象を加えることによって、日本の歴史と文化をより正しく、豊かに理解することができるのではないか、との説明をしました。
また、山口県の水中遺跡の内容や日本における水中遺跡の調査のうち、琵琶湖底遺跡(滋賀県)・鷹島海底遺跡(長崎県松浦市)のほか、いろは丸(広島県福山市)・開陽丸(北海道江差町)等の沈没船調査のようすを画像を用いて紹介しました。
なお、平成29年度の巡回展は、平成27年度に行った4遺跡の発掘調査の成果を県内5か所(田布施町・防府市・山陽小野田市・長門市・宇部市)で巡回・展示します。随時、開催地からイベント情報が発信されますので、ご来場をお待ちしております。