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[2008年10月]の記事リスト

2008年10月20日

つれづれ 六 ~接合③~

つれづれ6.jpg 同じ個体の破片を集めて、それを机の上で展開して、おおよそのかたちがわかる(前回「つれずれ4」写真)と、後はどんどん破片同士を接合していきます。
 ひとつ接合しては接着剤が固まるのを待ち、その間に他の破片を接合していきます。その繰り返しでどんどんともとのかたちに近づけていきます。でもこの接合は何度もやり直すことはできません。
 なぜなら土器の接合面がもろいからです。
 接合した破片がはずれると、その接合面は接着剤とともに薄くはがれてしまいます。それを繰り返してしまうと、面が摩滅してシャープでなくなり、破片同士の接点があまくなり、接合がむつかしくなります。
 そのため、軟質な土器の接合は、土器自体を保護液によって硬化するなどの前処理を行ったり、接合作業を慎重にすすめるなど、注意が必要です。また接合面がピタッと合っていないと、底部からつくりあげた場合、最後に歪みが生じてきます。
 むつかしいですね。

 さあ ここから問題です。
「土器の接合にはどのような接着剤を使っているでしょう?」
①セメダインなどの工作用接着剤
②両面テープ
③のり
 写真の中から選んでみてください。

2008年10月 6日

発掘調査中です ~朝田墳墓群7地区~

朝田墳墓群 カマドをもたない住居.jpg 6月から約4000㎡を発掘調査しており、現在まで縄文時代~近世までの遺構が数多く確認されています。特に注目されるのは古墳時代の竪穴住居で11棟検出されており、多数の土器が出土しています。
朝田墳墓群 カマドをもつ住居.jpg これらの古墳時代の竪穴住居は、おおよそ2つの時期に分けることができます。1つは5世紀代と考えられる住居で、これらからは素焼きの土器である土師器が大量に出土します。 もうひとつは7世紀代と考えられる住居で、土師器のほか、窯で焼いた須恵器が出土しており、北側にカマドが付いています。
朝田墳墓群 カマド周辺.jpg 特に8号住居と命名した遺構では、カマド周辺から大量の土器が出土しており、昔の台所風景をイメ-ジできます。