[2018年4月]の記事リスト

2018年4月19日

出前授業に行ってきました(山口市立宮野小学校)

 山口市立宮野小学校に、出前授業に行ってきました。6年生3クラス(100名)を対象に、90分間で実施しました。
 前半の始めは宮野小学校近辺の発掘調査を例にして、児童の皆さんと会話を交えながら授業に入りました。次に縄文・弥生・古墳時代の概要に触れ、パワーポイントの映像により土器や石器から昔のくらしを想像しながらクイズ形式ですすめていくと、自発的にたくさんの発表をしてくれました。前半のまとめでは、遺跡や埋蔵文化財の性質や文化財専門員の役割についてふれ、山口県埋蔵文化財センターの紹介もさせていただきました。
 後半は県内各地の遺跡から出土した遺物を児童の皆さんが見たり触れたりする、観察活動主体の授業をすすめました。児童の皆さんそれぞれが縄文土器の縄目や弥生土器の装飾模様に見入り、当時の技術の高さに関心を示していたことが感じられました。また、黒曜石の石鏃(矢じり)の緻密な造りや輝き、切子玉や管玉などの装飾品の美しさにも目を奪われていたようです。
 歴史や遺跡にとても興味を持ってこの授業に参加してくれた児童もおり、遺跡や文化財の周知、啓発にむけて、私たちの役割の重要性を認識できた活動でした。
 今回の授業で、興味・関心が深まった宮野小学校の児童のみなさんが、センターの展示を見学してくれるよう願っています。
 宮野小学校で出前授業の機会を頂いたことに感謝いたします。また、6年生の担任の先生には活動をサポートしていただきました。本当にありがとうございました。
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2018年4月17日

巡回展(下関会場)で講演を行いました

 当センターが平成28年度に実施した発掘調査成果の県内巡回展「発掘された山口」が、4月14日(土)から6月17日(日)まで下関市立考古博物館で開催されています。
 これに合わせて、開会日の4月14日(土)には記念講演を行い、20名の方にご参加いただきました。講演では地元名産品にちなんで「赤間硯の考古学」と題して、赤間硯の歴史、遺跡から発見される赤間硯から読み解けることについて解説し、赤間硯にまつわる様々な話題などもご紹介しました。また、講演会場に古い赤間硯や各地の硯石材を持参してお見せしたところ、多くの方が手にとって手触りなどを確かめておられました。
 講演後には巡回展のギャラリートークを行ない、展示中の土器・陶磁器などについて解説しました。中ノ浜遺跡が中世の港だったことや、足鍋が山口県を特徴付ける遺物だということなどに興味を持たれたようでした。
 ご参加の皆様には最後まで熱心に聴講いただき、ありがとうございました。
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