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[2011年7月]の記事リスト

2011年7月14日

二島小学校の6年生が発掘体験に来てくれました

二島小発掘体験.jpg 7月13日、山口市立二島小学校の6年生19名が萩原遺跡・古大里遺跡の発掘体験学習に来てくれました。これは4月に行った二島小の6年生の出前授業の中で、児童のみなさんから出された「発掘の体験をしたい」という要望から行われたものです。
 まず、発掘現場を歩きながら、遺跡の様子や発掘調査のすすめ方を説明しました。出前授業の中でも紹介した内容ですが、発掘現場に立ち、地元の方が発掘をされている様子を見ながら説明を聞くと、発掘がどういうものかをより深く理解できたようでした。
 その後、萩原遺跡の遺物包含層の発掘を体験してもらいました。どの子も時間いっぱい、熱心に取り組み、黒曜石・土師器・須恵器・棒状土錘など多くの遺物を見つけていました。取り上げたものが土器だとわかった時の笑顔はとても素敵でしたよ。学校では社会の時間に室町時代について習っているそうですが、今日見つけた遺物の中には、そのころ秋穂二島に住んでいた人々が使っていたものも含まれています。それを手がかりとして、室町時代の秋穂二島にどんな人がどのように、またどんなことを考えながら暮らしていたのか、想像してみると楽しいですね。

2011年7月 1日

二島中学校の1年生が発掘体験に来てくれました

二島中発掘体験.jpg 6月30日、山口市立二島中学校の1年生19名が社会科の学習の一環として、萩原(はぎはら)遺跡・古大里(ふるおおり)遺跡の見学と発掘作業体験に来てくれました。まず、遺跡の概要や昨年度の古大里遺跡の発掘調査でわかったことなどをこれまでに出土した遺物に触れてもらいながら、説明しました。
その後は発掘現場へ移動し、実際の発掘の様子を見学してもらった後、遺物包含層の発掘作業体験を行いました。自分で掘り出した土器片が1000年余り前の古代のものだとわかったときには、驚いたような、不思議がるような何とも言えない表情を浮かべていました。今、持っている同じ土器に大昔の人も触れ、使っていたのですから不思議といえば不思議ですね。どの生徒も少しでも大きな遺物を見つけようと、暑い中、最後までがんばって発掘作業をしていました。 
この学習を通じて、秋穂二島の人々が一つ一つ育んできた郷土の歴史に思いを寄せ、郷土に対する愛着を深めてもらえれば幸いです。