2012年1月20日
城南小学校の5年生・6年生が発掘体験に来てくれました
1月18日、田布施町立城南小学校の5年生15名と6年生14名が尾尻(おしり)遺跡の発掘体験学習に来てくれました。
まず、この地区で遺跡を発掘調査している理由や、現時点で明らかになっている遺物・遺構の説明、発掘の道具の使い方について説明を聞いた後、遺物包含層の発掘を体験してもらいました。とても寒い中でしたが、土師器や須恵器や緑釉(りょくゆう)陶器などの遺物が出るたびに、歓声が響いたり、友達同士で出土した遺物を比較したりするなど、とても興味をもって一生懸命発掘してくれていました。また、「これはとても重要な遺物で、おもに身分の高い人が使っていたものなんだよ。」と言う私たちの説明に目を輝かせながら、感動して聞いてくれる姿を見ているととてもうれしかったです。
約1000年前の平安時代にさかのぼるとても重要な遺跡が小学校のすぐ側にあることを誇りに思い、自分たちの故郷に対する愛着を深めてもらえるとうれしいです。(上田)