2018年1月18日
巡回展(長門会場)で講演会とギャラリートークを行いました
今年度第4会場目となる巡回展「発掘された山口」は、長門市ながと歴史民俗資料室(長門市東深川2660-4)を会場に、1月28日(日)まで開催しています。1月13日(土)に、30人の方にご参加いただき、講演会とギャラリートーク(展示品解説)を行いました。
講演会では、「本郷山崎遺跡の調査と向津具半島の遺跡」と題して、現在、発掘調査を実施している長門市油谷向津具下に所在する本郷山崎遺跡の調査成果等を基礎資料として、検出された弥生時代前期(約2,300年前)の様子などのお話をしました。山口県内の下関地域を中心とする弥生時代前期の遺跡の調査事例等とともに、向津具半島の遺跡、なかでも本郷山崎遺跡に隣接する有柄細形銅剣(重要文化財指定)を出土した王屋敷遺跡の位置関係などから、弥生時代前期の稲作導入期における向津具半島と本郷山崎遺跡の様子を、発掘調査の成果を踏まえて紹介しました。
ギャラリートークでは、平成27年度に当センターが実施した4遺跡の発掘調査について、遺跡の概要や出土品の特徴を説明しました。
なお、第5会場目となる巡回展「発掘された山口」は、宇部市学びの森くすのき(宇部市大字船木361-6)を会場に、2月1日(木)から開催予定です。皆様のご来場をお待ちしております。
記念講演
ギャラリートーク