2018年7月 9日
巡回展(山陽小野田会場)で講演会とギャラリートークを行いました
今年度2会場目の巡回展「発掘された山口」は、6月29日(金)から7月29日(日)まで、山陽小野田市歴史民俗資料館(山陽小野田市栄町9-21)で開催中です。
そのスタートを記念して、6月29日(金)に、市立中央図書館で講演会を行い、その後歴史民俗資料館に移動して展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
講演会では、「埋蔵文化財にみる山陽小野田市の地域文化」と題し、旧山陽町側と旧小野田市側の埋蔵文化財の分布やその特徴の違いについて、パワーポイントを用いながら、時代を追って説明を行いました。
ギャラリートークでは、平成28年度に発掘調査を実施した下関市中ノ浜遺跡や防府市下津令遺跡について、出土品や展示パネルを示しながら解説を行いました。
あいにくの雨ではありましたが、多くの方々にご参加いただき、闊達なご質問もいただきました。質問には、「製塩土器でどのようにして塩分濃度を高めるのか」や「中世の土師器皿に白色と赤色のものがあるが、どう違うのか」などがあり、参加者の皆さんの観察眼の鋭さもうかがえました。
次回の巡回展は、防府市文化財郷土資料館(防府市桑山2丁目1-1)にて、8月12日(日)から9月23日(日)まで開催の予定です。当センターが調査した市内の出土品を直接目にする数少ない機会でもあります。ふるってのご来場をお待ちしております。