2018年11月 9日
萩市のショッピングセンターで出土品の展示会を開催しました
文化財に親しんでいただくことを目的として、文部科学省(文化庁)が推進する文化財保護強調週間期間(11月1日~7日)中の11月4日(日)、「アトラス萩店」(萩市御許町42-1)を会場に、「地域イキイキ☆ふれ愛まいぶん」(見学無料)を開催しました。
埋蔵文化財の公開施設に出かけて出土品を観覧するのとは趣を異にし、買い物の機会に軽い気持ちで出土品を見学し、また担当職員から直接解説を聞くことができる展示会です。
山口県埋蔵文化財センターが収蔵・保管する縄文時代~中世の県内出土品に加え、今年度は明治150年記念事業の一環として、山口県埋蔵文化財センターからは萩城跡外堀地区・奇兵隊陣屋跡、共催の萩市からは大板山たたら製鉄遺跡・恵美須ヶ鼻造船所跡等、明治維新前後の出土品を展示し、関連解説パネルを掲示しました。
出土品の解説は、職員のほか奈良・平安時代の官人・貴族風の衣装を着装した職員2名が行い、異空間を演出しました。また、希望される子どもたちには用意した古代人風の衣装を着てもらい、同伴の方が記念撮影をされる光景が見られました。
120名を超える見学があり、私たちのふるさとで発掘された土器や石器などを身近に見学し、手に触れていただくことにより、ふるさとの埋蔵文化財に親しみ、興味・関心を高めていただく機会となったようです。
このたびの開催にあたり、ご支援、ご協力いただきました関係各位に対し、あらめて心から厚くお礼申しあげます。