2021年11月10日
防府市のショッピングセンターで出土品の展示会を開催しました
文化財に親しんでいただくことを目的として、文部科学省(文化庁)が推進する文化財保護強調週間期間(11月1日~7日)中の11月7日(日)、「イオンタウン防府」(防府市鐘紡町7-1)を会場に、防府市教育委員会との共催により「地域イキイキ☆ふれ愛まいぶん」(見学無料)を開催しました。
買い物の機会に軽い気持ちで故郷の文化財である発掘調査出土品を見学し、また担当職員から直接解説を聞くことができる展示会です。
今年度は山口県を代表する人面土製品(下関市綾羅木郷台地遺跡出土)や分銅型土製品(田布施町明地遺跡出土)、軒丸瓦(長門市深川廃寺出土)などに加え、地元防府市の優れた出土品である、大将軍遺跡の縄文土器、真尾猪の山遺跡の弥生土器、玉祖遺跡の懸仏などを展示しました。
奈良・平安時代の官人・貴族風の衣装を着た職員も解説に加わり、異空間を演出しました。また、希望される来場者には用意した古代人風の衣装や古墳時代の甲冑を着ていただき、記念撮影をされる光景が見られました。
約80名の見学者があり、私たちのふるさとで発掘された土器や石器などを身近に見学し、手に触れていただくことにより、ふるさとの埋蔵文化財に親しみ、興味・関心を高めていただく機会となったようです。
このたびの開催にあたり、防府市教育委員会・イオンタウン防府店をはじめ、ご支援、ご協力いただきました関係各位に対し、あらめて心から厚くお礼申しあげます。