2007年4月26日
出前授業に行ってきました(山口市立小鯖小学校)
小鯖富士(面貌山)があることで有名な山口市立小鯖小学校、6年生児童34名に出前授業をしました。修学旅行前で吉野ヶ里遺跡へ行くというので弥生時代の生活の様子を、実物を使って教えてほしいということでした。山口県内で出土した弥生時代の遺物、小鯖地域(高田遺跡)の中世の遺物などを使っての古さ当てクイズや、土笛を吹いてみたり、石鏃付きの弓矢を使ってみたりして、理解を深めることができました。また、土器に親しんでもらうために壺の組み立てセットなどを持参して、各班に分かれて楽しく接合体験をしました。中には、発掘の話より接合に興味を持った児童もいて、夏休みに埋文センターに行きたいと言っていました。
アンケートによると、興味を持った遺物として勾玉をあげる児童が多くいました。「呪力を増すため、たくさんこのアクセサリーを作ったのでは」と話した時の、興味深く聞いていた表情が印象的でした。(川本)