2008年4月21日
出前授業に行ってきました(山口市立大歳小学校)
今日は、山口市立大歳小学校6年生3クラスの出前授業に行ってきました。授業は、3階多目的教室で行いましたが、椅子を抱えて教室に並んで入ってきた途端、みんなの視線が教室前面の机上に並べられた縄文土器や矢じり、鉄刀などに集中し、「近くでじっくり見たいな」「早く触ってみたい」という気持ちがひしひしと伝わってきました。私も「早く『本物』に触らせてあげたい」というはやる気持ちを抑えて授業を始めましたが、3クラスとも私の問いかけに対して積極的に発言してくれて、とても活発な授業になりました。特に、縄文人が何を食べていたのかを問う穴埋めクイズでは、答え合わせをしようとすると、「もう少し待って!」と何回も言って、最後まで問題を解こうとがんばっていた女の子がたいへん印象的でした。また、黒曜石が大分県の姫島から海を渡って運ばれたことを紹介すると、「私、大分県から転校してきたから姫島を知っているよ。」と話しかけてくれた女の子もいました。小学校で授業をするのは今回が初めてでしたが、遺物に触れた際のみなさんの輝く瞳を見て、授業をやって本当によかったなあと思いました。最後になりましたが、このような機会を設けていただいた大歳小学校の先生方、授業を盛り上げてくれた6年生のみなさんにこの場を借りて感謝の意を示します。(高木)