2008年4月24日
出前授業に行ってきました(山口市立名田島小学校)
大浦古墳群公園で出前授業を行いました。文字通り埋文センターより授業をするために遺物を持って「出前」に行ったのですが、名田島小学校の児童も大浦古墳群公園まで約5kmの道のりを自転車で来てくれました。公園に着くとすぐに「あっ、古墳だー。」と叫ぶ児童の声が聞こえました。やる気満々の6年生10人だとすぐにわかりました。
公園内にある6基の古墳を説明するとメモをとりながら一生懸命聞いてくれる姿にも感動です。ここにある古墳は横穴式石室といって、入り口を塞いだ石を外せば再び人を葬ることができることや、遺体を納めた部屋の前にもう一つ部屋があるなど、さまざまな古墳の特徴をわかってくれたことでしょう。鉄刀を見る男の子、耳環などの装飾品を見る女の子の目はとても輝いていましたね。本物の副葬品を見たり、土器片をさわったりしたことを今後の社会科の学習に生かしていただければうれしいです。最後に、「勾玉がほしい」と言っていた人、あげられなくてごめんなさいね。(後藤)