2008年4月28日
出前授業に行ってきました(山口市立大殿小学校)
はるかな歴史の長さを一目で分かるように、1年を2㎜に換算した10mを超す長い年表を教材として使用しました。1万年を超える縄文時代や児童が生きてきた12年間が、その年表の中ではどのくらいの長さ(短さ)であったのかを体感してもらいました。その年表上で土器や挿絵を関連させて各時代を説明すると、児童たちの真剣な眼差しを感じることができました。
また縄文土器、弥生土器、須恵器、陶器のそれぞれの破片を袋に入れ、それらと各時代の焼き物(完形品)とを見比べて、破片がどの時代の焼き物に似ているか、また焼き物がつくられた時代がどのようなものであったかを考えてもらいました。破片と実物を見比べながら、どの時代のものであるか懸命に思いを巡らせ、自分の土器片の時代が分かると、友達の破片の時代を考えてみたり、土器同士が接合するかどうかなど、実物にさわってさまざまなことを考える機会となったと思います。(川本)