2008年6月 9日
つれづれ 参 ~乾燥~
洗浄後は干して乾燥させます。
紙聞紙を敷いたコンテナ、籠などの中に遺物を広げて、十分に乾燥させます。この時、籠の中は出土場所が同じ遺物でまとめ、他の遺物が紛れないように注意します。
当センターでは、写真の籠を乾燥用に使っています。昭和の雰囲気がするピンクの脱衣籠ですが、いつのころからか整理室で使用しています。編み目の幅が広いので、通気性がよく丈夫で、重宝していますよ。
天気の良い日は太陽にあてて干したり、風通しのいい場所に置いたりします。冬は気温が低いのでなかなか乾燥しません。十分な乾燥をしないと、次の接合作業ができませんので、ストーブのそばに置いたり、こまめに裏返したりして、早く乾燥するよう心がけています。