2008年10月 6日
発掘調査中です ~朝田墳墓群7地区~
6月から約4000㎡を発掘調査しており、現在まで縄文時代~近世までの遺構が数多く確認されています。特に注目されるのは古墳時代の竪穴住居で11棟検出されており、多数の土器が出土しています。
これらの古墳時代の竪穴住居は、おおよそ2つの時期に分けることができます。1つは5世紀代と考えられる住居で、これらからは素焼きの土器である土師器が大量に出土します。 もうひとつは7世紀代と考えられる住居で、土師器のほか、窯で焼いた須恵器が出土しており、北側にカマドが付いています。
特に8号住居と命名した遺構では、カマド周辺から大量の土器が出土しており、昔の台所風景をイメ-ジできます。