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2008年10月20日

つれづれ 六 ~接合③~

つれづれ6.jpg 同じ個体の破片を集めて、それを机の上で展開して、おおよそのかたちがわかる(前回「つれずれ4」写真)と、後はどんどん破片同士を接合していきます。
 ひとつ接合しては接着剤が固まるのを待ち、その間に他の破片を接合していきます。その繰り返しでどんどんともとのかたちに近づけていきます。でもこの接合は何度もやり直すことはできません。
 なぜなら土器の接合面がもろいからです。
 接合した破片がはずれると、その接合面は接着剤とともに薄くはがれてしまいます。それを繰り返してしまうと、面が摩滅してシャープでなくなり、破片同士の接点があまくなり、接合がむつかしくなります。
 そのため、軟質な土器の接合は、土器自体を保護液によって硬化するなどの前処理を行ったり、接合作業を慎重にすすめるなど、注意が必要です。また接合面がピタッと合っていないと、底部からつくりあげた場合、最後に歪みが生じてきます。
 むつかしいですね。

 さあ ここから問題です。
「土器の接合にはどのような接着剤を使っているでしょう?」
①セメダインなどの工作用接着剤
②両面テープ
③のり
 写真の中から選んでみてください。