2009年5月14日
出前授業に行ってきました(宇部市立西岐波中学校)
宇部市立西岐波中学校1年生177名を対象に出前授業を行いました。体育館をお借りして、2クラスごとに「コ」の字型に座ってもらい、中央部に持参した遺物を展示しました。
旧石器時代から古墳時代への道具の移り変わりをもとに、人々のくらしぶりがどのように変化していったのか、なぜ変わったのかなど、自然環境の変化や中国・朝鮮半島との関わりにも触れながら大まかな説明を行いました。これまで遺跡からの出土品を間近に見たり、実際に触ったりする経験がほとんどなかった生徒たちにとって、写真とは違い質量感のある実物の存在感は圧倒的だったようで、実際に手にとってみてもらった生徒たちの目の輝きの新鮮さを感じました。
また、「出土した遺物はどうして重要なんですか?」といった素朴な質問も飛び出し、ともすれば初心を忘れかけそうになっていた私への警鐘となりました。なお、今回の出前授業にあたり、同校の先生方には会場の設営など諸準備を含め、大変お世話になりました。あらためてお礼申し上げます。(河村)