2009年6月16日
出前授業に行ってきました(山口県立周南総合支援学校)
6月16日(火)、周南総合支援学校に出前授業に行ってきました。科目は、2~3校時が美術(土器作り)、4校時が社会(歴史の学習)です。
美術は、まず土器(縄文土器・弥生土器など)の種類や形のちがいを説明。参加者(児童・生徒)は、はじめて実物に触ったためか、とても喜び、続く土器作りでは、学校で準備された粘土を練って紐状にのばし、上手に輪積みをしていました。早々と土器を作りあげると、勾玉や土笛(陶けん)、分銅形土製品にも果敢にチャレンジし、その生き生きとした様子は、とても印象的でした。
社会は、周南地方で発掘調査された遺跡を中心に映像で紹介し、当時の人びとの生活を説明するとともに、歴史を学習することの意義や目的について、全員で考えてみました。また、授業の途中では、土器や石器、玉類(勾玉・管玉)を実際に手に取り、その感触を確かめながら、はるか遠い時代に思いを馳せていたようです。
今回の出前授業を通して、実物を教材とすることの効果の大きさに、あらためて気付かされました。県埋蔵文化財センターでは、こうした教材の貸し出しなどの活用に、積極的に協力して行きたいと考えています。(西岡)