2009年6月12日
職場体験 ~山口県立大津高校~
6月10日(水)~12日(金)、県立大津高校の生徒(2学年/1名)を受け入れて、職場体験学習を実施しました。
初日は、埋蔵文化財センターの業務について説明した後、早速、発掘調査で出土した土器片を洗浄し接合。2日目は、石膏を使用して土器を復元し、文様の拓本や実測図のトレースにもチャレンジしました。最終日は、防府市台道地区で実施中の上り熊遺跡(あがりくまいせき)発掘調査に参加し、現場作業の辛さとともに、土器が出土した時の喜びを感じていました。
生徒は、最初、慣れない職場環境で多少緊張していたようすでしたが、しだいにその雰囲気にとけ込み、意欲も増してきて、どうすれば効率良く業務(作業)をこなすことができるかなど、苦労しながらも色々と考え、工夫をしていたようです。
今回の職場体験学習は、3日間と短期間であったため、職場のほかの人と協調し、共同で業務を行うことの大切さや困難さのすべて学ぶまでには至らなかったかも知れません。しかし、生徒本人にとって、将来の就労に向けての基本的な考え方を持つ上で、意義深いものになったのであれば、大変うれしく思います。