2011年7月 1日
二島中学校の1年生が発掘体験に来てくれました
6月30日、山口市立二島中学校の1年生19名が社会科の学習の一環として、萩原(はぎはら)遺跡・古大里(ふるおおり)遺跡の見学と発掘作業体験に来てくれました。まず、遺跡の概要や昨年度の古大里遺跡の発掘調査でわかったことなどをこれまでに出土した遺物に触れてもらいながら、説明しました。
その後は発掘現場へ移動し、実際の発掘の様子を見学してもらった後、遺物包含層の発掘作業体験を行いました。自分で掘り出した土器片が1000年余り前の古代のものだとわかったときには、驚いたような、不思議がるような何とも言えない表情を浮かべていました。今、持っている同じ土器に大昔の人も触れ、使っていたのですから不思議といえば不思議ですね。どの生徒も少しでも大きな遺物を見つけようと、暑い中、最後までがんばって発掘作業をしていました。
この学習を通じて、秋穂二島の人々が一つ一つ育んできた郷土の歴史に思いを寄せ、郷土に対する愛着を深めてもらえれば幸いです。