2013年10月 1日
平成25年度スポット展示のお知らせ
雛愛でる江戸時代の遊び
-萩城跡外堀地区出土の小型土製品-
萩城跡外堀地区の発掘調査は、街路整備に伴って行われ、平成9年度から8年間にわたり、北片河(きたかたかわ)町から南片河(みなみかたかわ)町にかけての南北700m、総面積12,000㎡を調査しました。
その結果、町屋の敷地(しきち)割(わ)りや建物の礎石(そせき)、土坑(どこう)(ゴミ穴などの穴)、井戸、埋(うめ)甕(がめ)などが発見されました。遺物は、陶磁器(とうじき)、土製品、瓦、石製品、木製品、金属製品、ガラス製品、骨(こっ)角(かく)器(き)、貝製品など出土しました。
特に土製品は、ままごと道具や土人形、泥(どろ)面子(めんこ)などの玩具や箱庭道具が出土しました。いずれも小型の製品で、当時の生活や風俗などがうかがえる貴重な資料です。今回は、出土した141点のうち73点を展示しています。
この展示は、平成25年10月1日より平成26年3月7日まで行います。平成25年度企画展と併せて、ぜひご覧ください。