2013年10月30日
下津令(しもつりょう)遺跡現地説明会を行いました
山口県埋蔵文化財センターでは、下津令地区の農地整備事業に伴い、発掘調査を実施しています。
このたび、10月26日(土)午前10時より現地説明会を行いました。前日まで台風の影響で雨が降り、説明会の開催が危ぶまれましたが、当日は天候に恵まれ、約80名近くの方にお越しいただきました。
まず、今回の調査で確認された、古墳時代の竪穴建物跡やカマド、中世の掘立柱建物跡、土坑、井戸などについて、実際に遺跡内を歩きながら説明を行いました。また、土器などが実際に出土した様子をパネル写真にして出土地点に表示しました。最後に、テント内にて、出土した土師器や須恵器、瓦質土器、縄文時代の石鏃などを年代順に紹介しました。
お越しいただいた方々は、埋蔵文化財への関心が非常に高く、盛んに質疑応答が交わされたのが印象的でした。ご参加いただき、誠にありがとうございました。