2014年9月 2日
下津令遺跡の現地説明会を行いました
山口県埋蔵文化財センターでは、防府市台道下津令地区の農地整備事業に先立ち、昨年度に引き続いて発掘調査を実施しています。
今年度の調査では、主に奈良時代から室町時代までの集落跡が確認され、奈良・平安時代の溝からは当時使用された多数の土器が出土し、土坑からは製塩土器も見つかりました。
説明会では出土した遺物を現地で展示するとともに、出土場所に写真および文字パネルを設置し、調査担当者が参加者の皆さんと一緒に調査区内をまわりながら説明を行いました。前日まで雨の影響で足元が悪い中、約70名の方がお越しくださいました。
参加者の皆さんは熱心に説明を聞かれ、いろいろな質問をされていました。改めて、埋蔵文化財への関心の高さをうかがうことができました。多数のご参加をいただき、本当にありがとうございました。(光永)