2016年10月19日
巡回展(美祢会場)で講演会とギャラリートークを行いました
今年度6会場目の巡回展「発掘された山口」は、10月1日(土)から11月16日(水)まで、美祢市歴史民俗資料館(美祢市大嶺町東分279-1)で開催中です。
これを記念して、10月9日(土)には、美祢図書館にて講演会、歴史民俗資料館にて展示解説(ギャラリートーク)を行いました。
講演会では、「発掘された美祢の中世~最近の調査成果から~」と題して、近年、当センターが美祢市内で実施した、下村遺跡B地区、殿久遺跡、江の河原遺跡の発掘調査を中心に、スライドと資料を交えながらお話しました。講演後のギャラリートークでは、平成26年度に発掘調査を実施した遺跡について、出土品や写真パネルを示しながら解説を行いました。
3連休の中日ではありましたが、地元の歴史に詳しい方々を含む10人の方々に参加いただき、闊達なご質問やご意見をいただきました。「殿久遺跡の20棟以上ある掘立柱建物群のうち、一度に建っていたのはどのくらいか」や「下村遺跡の地元有力者層と関わる建物が、現在の中心地から外れるのはなぜか」など、かなり突っ込んだ質問もあり、こちらも勉強になりました。
次回の巡回展は、岩国市立岩国徴古館(岩国市横山2丁目7-19)にて、11月27日(日)から平成29年1月22日(日)まで開催の予定です。ふるってご来場ください。