2018年4月17日
巡回展(下関会場)で講演を行いました
当センターが平成28年度に実施した発掘調査成果の県内巡回展「発掘された山口」が、4月14日(土)から6月17日(日)まで下関市立考古博物館で開催されています。
これに合わせて、開会日の4月14日(土)には記念講演を行い、20名の方にご参加いただきました。講演では地元名産品にちなんで「赤間硯の考古学」と題して、赤間硯の歴史、遺跡から発見される赤間硯から読み解けることについて解説し、赤間硯にまつわる様々な話題などもご紹介しました。また、講演会場に古い赤間硯や各地の硯石材を持参してお見せしたところ、多くの方が手にとって手触りなどを確かめておられました。
講演後には巡回展のギャラリートークを行ない、展示中の土器・陶磁器などについて解説しました。中ノ浜遺跡が中世の港だったことや、足鍋が山口県を特徴付ける遺物だということなどに興味を持たれたようでした。
ご参加の皆様には最後まで熱心に聴講いただき、ありがとうございました。