2018年9月19日
出前授業に行ってきました(岩国市立美和中学校)
平成30年9月3日(月)、岩国市立美和中学校で出前授業を行いました。
授業は1・2年生合同で、第3時限に「自然との共生から国家の成立まで」と題して考古資料からみた古墳時代までの歴史を解説し、第4時限に発掘調査の実際について説明しました。そして授業の最後には、生徒の皆さんに展示遺物に実際に触れてもらい、質問などに答えました。なお、展示資料は隣接地区にある郷遺跡(岩国市本郷)の出土品を中心に選びました。
最初は恐る恐る展示品に触っていた生徒の皆さんも、全員が縄文土器など各種の遺物にふれ、友だちと感想を話し合っていました。土器の重さや手触りなどを確かめた生徒の皆さんからは、「勾玉の穴はどうやってあけたの」、「提瓶(さげべ)のかたちにはどういう意味があるの」といった質問がありました。また終わりのあいさつでは、代表の生徒さんから「普段見たり触れたりできないものに接して興味深かった」、「発掘調査の裏話が聞けてよかった」といった感想を聞くことができました。
今回の出前授業を通して、生徒の皆さんが地元の歴史を身近に感じてもらえたら幸いです。 (岩崎)