2019年5月10日
出前授業に行ってきました(山口市立宮野小学校)
山口市立宮野小学校に、出前授業に行ってきました。6年生4クラス(122名)を対象に、2校時分(90分間)で実施しました。
パワーポイントの映像を見せながら、最初は宮野小学校近辺の発掘調査事例を示し、身近な場所にも遺跡があることを知ってもらいました。次に昔のくらしを想像しながら、クイズ形式で縄文・弥生・古墳時代の概要をつかんでいきました。それから、3種の土器片に触れながら時代の違いを考えてもらいました。グループの考えをまとめて、自発的に発表してくれる児童が多く感心しました。
後半は県内各地の遺跡から出土した遺物を見たり触れたりする、観察活動中心の授業をすすめました。黒曜石の石鏃(矢じり)の緻密な造りや輝きに関心を示し、また、切子玉や管玉などの装飾品の美しさにも目を奪われていたようです。
遺物がどのようにして発見されるのか、興味を持ってこの授業に参加してくれた児童もおり、遺跡や文化財の周知、啓発にむけて、私たちの役割の重要性を認識できた活動でした。
興味・関心を深めた宮野小学校児童の多くのみなさんが、センターの展示を見に来てくれるよう願っています。
宮野小学校で出前授業の機会を頂いたことに感謝いたします。また、6年生の担任の先生には活動をサポートしていただきました。本当にありがとうございました。