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2019年6月13日

巡回展(防府会場)で講演会とギャラリートークを行いました

 今年度第2会場目となる巡回展「発掘された山口」は、防府市文化財郷土資料館(防府市桑山2丁目1-1)を会場に、6月23日(日)まで開催中です。開催期間中の6月9日(日)に、20人の方にご参加いただき、講演会とギャラリートーク(展示品解説)を行いました。
 講演会では、「陸の遺跡と水中の遺跡」と題して、水中に没している遺跡(水中遺跡)のお話をしました。遺跡の保護については、これまで陸上の発掘調査でわかった歴史的なできごとが中心でしたが、これからは水中遺跡の調査により、海を舞台とした歴史事象を加えることによって、日本の歴史と文化をより正しく、豊かに理解することができるのではないか、との説明をしました。
 また、山口県の水中遺跡の内容や日本における水中遺跡の調査のうち、琵琶湖底遺跡(滋賀県)・鷹島海底遺跡(長崎県松浦市)のほか、いろは丸(広島県福山市)・開陽丸(北海道江差町)等の沈没船の具体的な調査成果について、画像を用いて紹介しました。
 ギャラリートークでは、今年度の巡回展展示資料である山口県埋蔵文化財センターが収蔵・保管する旧石器時代~江戸時代の県内各市町域出土品について、通時代的に特徴的な展示品等の説明を行いました。
 なお、第3会場目となる巡回展「発掘された山口」は、下関市立考古博物館(下関市大字綾羅木岡454)会場に、6月29日(土)から8月25日(日)まで開催いたします。皆様のご来場をお待ちしています。


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展示品解説s.jpg

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