2017年5月29日
公益財団法人山口県ひとづくり財団では、春・秋の年2回「セミナーパークふれあいフェスタ」を開催しています。広く県民の皆さまを対象に、「元気にチャレンジ! わくわく体験! どきどき発見!」をコンセプトとして、様々なスポーツや工作等が無料体験できる催し物です。
本センターは、昨年度に引き続き、5月21日(日)に開催された春のフェスタに参加し、小・中学校児童・生徒を対象とした勾玉づくりを体験できるブースを設置しました。アクセサリーの歴史を学んで、自分だけのオンリーワン勾玉づくりにチャレンジしてもらい、各回45分間、定員12名で4回実施しました。
モノづくりに対するこどもたちの好奇心や意欲は旺盛で、保護者の方々は目を細めてご覧になっていました。また、できあがった勾玉はストラップをつけてお持ち帰りいただきました。
整理券の配布に行列ができるほどの盛況ぶりで、こうしたモノづくりを通じた歴史に関わる疑似体験の機会をさらに充実していきたいと考えています。
2017年5月15日
5月8日(月)、山口市立二島小学校で出前授業を実施しました。今回は6年生のクラスで「国のかたちができるころ」と題しての授業でした。授業では教科書にない内容を多くして、校区内にある兜山古墳・幸崎古墳群などの遺跡も紹介しました。授業中にはこれは何だろう、どんな味だろう、といった質問をしましたが、みんな積極的に意見を発表してくれました。
授業の後には、近くの遺跡からの出土品を中心に土器・石器などを展示して、じかに手で触れてもらいました。みなさんからは、時代によって土器の重さが違う、むかしの人は普段から黒曜石のような使える材料をみつける努力をしていたと思う、といった感想を聞くことができました。
授業ではみなさんが集中して聞いているのが感じられ、質問への反応が早いのにも驚きました。古墳時代の説明が駆け足になってしまいましたが、これを機会に児童のみなさんが歴史や身近な遺跡に興味をもってくれるよう願っています。
2017年5月10日
4月28日(金)、山口市立大殿小学校で出前授業を実施しました。今回は、6年生の3クラスで「豊かな縄文時代と変化の弥生時代」と題しての授業でした。授業では教科書にない内容を多くして、どんな味だろう、これは何だろう、といった質問をしましたが、みんな積極的に意見を言ってくれました。
授業の後には、近くの遺跡からの出土品を中心に土器・石器などを展示して、じかに手で触れてもらいました。みなさんからは、土器が思ったより軽い、柄を付けた石斧は重い、石鏃はささったら痛そう、といった感想を聞くことができました。
どのクラスでも、授業中は比較的おとなしく聞いていた児童も、土器・石器などに触れる際には皆が積極的になり質問も多く出ました。やはり児童のみなさんにはこういう時間が大事なのだと改めて感じました。短縮授業だったこともあり、個別の土器・石器などについての説明が少なくなりましたが、これを機会に児童のみなさんが歴史に興味をもってくれるよう願っています。
2017年5月 8日
5月1日(月)、山口市立湯田小学校での出前授業を実施しました。今回は、6年生の3クラス、3コマの授業です。授業では、当センターが保管する、近隣の赤妻遺跡から出土した遺物をはじめ、県内各地の遺跡から出土した遺物について、実際に見て、触ってもらえるよう準備しました。
本物の土器をおそるおそる触って、その感触を確かめてみたり、弓矢を実際に引っ張ったり、柄のついた石斧を振るったりしながら、大昔の人々が生活の中でどのように使っていたのか想像している様子でした。
湯田小学校の周辺は、山口市内の中でも大変多くの遺跡が集まっているところです。これをきっかけにして、身近な遺跡についていろいろ調べてみるのも良いのではないでしょうか。
今回もって来たものは、埋蔵文化財センターが保管している遺物のほんの一部です。当センターは、平日はいつでも開いているので、夏休み等を利用して、ぜひ遊びに来てくださいね。皆さんの社会科の学習に役立てることができればうれしいです。
ご協力くださいました先生方、ありがとうございました。これからも、児童の皆さんが一生懸命な学びを続けてくれるよう願っています。